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上杉昇さんUnofficialブログ ~Fragmento del alma~ 

wesugisan.exblog.jp

上杉昇さんの歌声をもっと沢山の人に聴いてもらいたいのと、過去、現在を含め、HP主流の時代は、充実したHPがありましたが、ブログはないなと感じたので、自分で作ってしまえ~という想いで作りました。何かを感じて、上杉さんの音楽を聴いてみたいと思ってくれたら、本望です。

First Tour Final!!

1999年 6月 UV

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●2月17日の渋谷クアトロと4月17日の赤坂BLITZ。僕がみたこの2本のライブの間、
つまり初の全国ツアーの間に、al.ni.coは驚く程の成長を遂げていた。
クアトロで感じたいくつかの疑問点は、本誌のVol.41に書いた。ところが4月のBLITZでは
それが見事に解決されていた。初めてステージに立った”新人バンド”とは思えない、
ひとつの世界を作り上げる強い意思。そして、それを表現する、音楽の力。
これからしばらくは創作期間に入るようだが、これで、次の展開への期待がさらに高まった。

●素直に言って、久しぶりにステージに立つ怖さ、みたいなものはありました?

上杉さん:それはもう、ありましたね。でも自分が思うロックというか、自分が観てきたロックを
やればいいやって気持ちだったんですけど。まあやる前から、お客さんの層もいろんな人が来るんだろうなって
いうのは、だいたい予測できてたんで。WANDSから引き続いて来てる人とか、al.ni.coから初めて
知った人もいるだろうし、ちょっとオタクなロックファンもいるかもしれないし。どこに合わせていいか?
っていうのもわかんないし、だったらもう、一方的になっちゃうかもしれないけど、観てる方も勝手に
楽しんでくれたらいいや、ぐらいの気持ちでやったんですけどね。でもあまりにも客席がヒートアップしてて、
それはちょっとビックリしましたね。

●やってる途中で、今日はいいライブだなっていうのは、わかるものなんですか。

上杉さん:どうですかね・・・やってる方も、お客さんに期待してるところはあると思うんですよ。
だから単純にお客さんがヒートアップしてくれれば、面白かったなと思うし。歌のピッチが
どうのとか細かい出来は、あんまり気にならなくなってきたんですよ。気にした方がいいんだろうけど(笑)

●もともとライヴを意識して曲を作ってきたわけではないですよね。

上杉さん:そうですね。タテノリの曲が少ないし、わりと土着な曲が多くて。でもお客さんもお客さんで、
al.ni.coファンなりのノリ方とか、盛り上がり方を研究して来てるのが、毎回徐々に出てきてて。
何か所も来てる人もいるみたいで、いろいろ工夫してくれて、楽しませてもらいましたけどね

●ちなみに上杉さんがステージで着ていた白衣には、何か意図が?

上杉さん:表現は適切じゃないですけど、植物人間のような生活をしていたんで、本来であれば・・・
・・・と言うか、ガンズ・アンド・ローゼスぐらいビックなバンドであれば(笑)
精神科医とマッサージ師と、内科医をツアーに同行させたいなと思って。
現実的には無理なので、自分が医者になっちゃえばいいかなと(笑)

●どこまで本気なのか・・・(笑)

上杉さん:いやいや、本当に

●ツアー中の話なんですけど。1日終わるごとに、メンバーとミーティングをするとか、
あったんですか。

上杉さん:んー俺は、お客さんとコミュニケーションをとるじゃないですか。今日のお客さんは
こうだったね、とかあるんですけど、メンバーにはけっこう見えてなくて。
柴崎もプレイにまだ必死なところがまだあるから。

●じゃあ、いちばん見えてる上杉さんが、ここをこうずればもっと良くなる、とか言って?

上杉さん:いや、別に何も(笑)ライブって、わーって騒ぐだけが、盛り上がってるって事もないし。
北海道みたいに、静かな土地もあるし。でもちゃんと、気持ちの中では盛り上がってくれてるんだろうなと
信じてやってるんですよね。

●確かに、土地ごとのノリの違いっていうのはよく言われますよね。

上杉さん:al.ni.coは福岡ではあんまり人気ないみたいですね(笑)リーゼントじゃないからかな(笑)

●よくわかりませんが(笑)

上杉さん:大阪は、写真撮ってる奴が多かったですね。あれ、バレてないと思ってやってるんだろうけど、
やっぱりわかるんですよ

●ノリ的に、いちばんドカーンと来るのはどこですか?

上杉さん:やっぱり東京でしょう。お客さんの感覚が自分たちに近いのかなっていう
感じがしましたね

●ツアーを回ってみて、CDとライブの違いはリアルに感じました?

上杉さん:ひとりじゃできないなっていうのは、つくづく感じましたね。PAにしても、モニターで
自分の声が聞こえれば、まあ、歌えるだろう、ぐらいにしか思ってなかったんですけど。バランス
って大事になんだなっていうことを、つくづく思いましたね。自分では、ずっと同じ感覚でやってる
つもりなんですけど、やっぱりツアーの最初の頃のビデオを観ると、音がとれてないんですね。
それがツアーが進むにつれて改善されていったんで。”上杉はこうすれば歌いやすいんだな”って
いうのが、だんだんわかってきてくれたのかなって

●それとCDで聴くal.ni.coはすごく孤独感の漂う音楽ですけど、ライブを観ると、イメージ
が変わったんですね。もっとたくさんの人に共有できる可能性があるな、と思って
そういう、観客との共有感覚みたいなことを、考えることはあります?

上杉さん:・・・難しいですよね。個人的には、好き勝手やって、観る側も好き勝手に観て、
お互い楽しめればいいかなっていう感覚はあるんですけど。なんかね、ひとことしゃべっただけで
全然違ってくるというか。あれは、すごい感じなんで。リアクションが。

●それに応えてバンド全体がやわらかい対応ができるようになってきたというのが、初日と最終日との
いちばんの違いだと思うんですよ。よりコミュニケーションをとりたがっている、というか。深読みかも
しれないけど、初日のクアトロではずっとサングラスとニット帽をつけたままだったけど、BLIZSでは
脱ぎ捨てたじゃないですか。ああいうところに変化を感じたんですよね。

上杉さん:あのね、ライブをやるまで理解できなかったことなんですけど、よくステージで全裸に
なっちゃう奴とか、いるじゃないですか。あの気持ちがわかるようになってきちゃって。
もっと見せてあげたい、と思ってきちゃうんですよ。自信があったら全裸になってもいいんだけど・・(笑)

●何に自信があったら(笑)?

上杉さん:いや、いろいろ(笑)なんかわかる気はしましたね。

●なんなんでしょうね?単純にのせられるっていうことでもないだろうし・・・

上杉さん:なんなんですかね?・・・セックスに近いんですかね

●じゃあ、ツアー全体を振り返って、ひとことでは言えないでしょうけど、今思ってる事はなんですか。

上杉さん:そうですね・・・オーディエンスにももっと弾けてほしいし、弾けさせたいし、
そのためには自分たちももっと弾けたいし。弾けるっていっても自分たちなりの弾け方を、
まだ試行錯誤してるところはあるんで。そのへんは今後も考えていかなきゃいけないこと
ですけど。自信になりましたね。

●年内にもう1回ぐらいツアーがありそうですか。

上杉さん:どうですかねえ・・・俺としては、作品を出したいですね。

●作品の方向性は見えてます?

上杉さん:まあ、漠然と、こういう風にしたいなっていうのはあるんですけど。本当に
漠然としてるんで。柴崎とも、考えてることが違うだろうし。とにかく、妥協は絶対
しないぞっていうことだけは、言えると思います。


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by sinasoba4 | 2015-10-09 19:27 | al.ni.co雑誌