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上杉昇さんUnofficialブログ ~Fragmento del alma~ 

wesugisan.exblog.jp

上杉昇さんの歌声をもっと沢山の人に聴いてもらいたいのと、過去、現在を含め、HP主流の時代は、充実したHPがありましたが、ブログはないなと感じたので、自分で作ってしまえ~という想いで作りました。何かを感じて、上杉さんの音楽を聴いてみたいと思ってくれたら、本望です。

カテゴリ:上杉昇雑誌( 3 )

2005年8月 月刊アピーリング
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●カップリング曲が「カナリア RIPPED AWAY VERSION」位置づけは?

上杉さん:陰と陽の法則ではないですけど、物事は表裏一体となって初めて形になるという
考え方に基づくと「飛んで散れ」の対極に持ってこられる曲は何だろうと思ったときに
「カナリア」だなって。しかもal.ni.coの時のal.ni.coとしてのスタイルにアレンジが
作り上げられていた「カナリア」ではなく、元々の自分のデモテープにあった「カナリア」
余計なものが取っ払われた(=RIPPED AWAY)ものを再現したいなって。

●前回のインタビュー時(appeal+ing04年10月号)に「新しい自分の日本語における
表現の方法が見つかるまでは英語に変えてやってみよう・・・」と話してたのが印象的
だったのですが、「飛んで散れ」は日本語詞ですね。

上杉さん:絶対に英語の方がいいなと思えば、今でもこだわりを持っていたりするので、アルバムの
曲とかは、単純に聴いて、音として捉えたときに、英語と日本語どちらが格好いいかな、どちらがより
気持ちが入ってくるかなというので決めてるんですけど、「飛んで散れ」の場合はPATAさんと
やるということもあって曲と同調して外に対して自分はここにいるんだということを声だけじゃなくて、
言葉で叫んでみたかったという感じはありますね。

●PATA(元XJAPAN)さんとコラボレートするキッカケは?

上杉さん:以前、向山テツさん主催のイベントで「TOY$!」を弾いてもらったということはあって、
それ以降も、基本的にはhideさん企画のイベントでPATAさんのRa:INと上杉昇が呼ばれることが
増えてきたんですけど、仕事をすることはなくて。ただ、通ってきた音楽的なルーツが自分に近い
というのもあって「格好いいよな」という感覚が近い部分があって、必要以上に説明しなくても
分かり合えるような感じがあった。PATAさんとやったら面白いものが出来るんだろうなという予感
はありましたね。そして、PATAさんと上杉という形では第一作目、まだ甘いなと思う部分もありながらも、
お互いに十年選手なのでそれなりのものは出来たかなと。とりあえず、これからまた勢いつけて
飛び散りたいという感じですね。

●「飛んで散れ」は誰に向けていますか?

上杉さん:自分に対してですかね。自分の中で一番怖いものを形にしたのが「飛んで散れ」なんです。
要するに人は、なんで自分の殻に閉じこもったりするのかというと、外の光が怖いからだと思う。
その光をテーマにしているので自分にとっては非常に怖いものをテーマにしたという感じもありますね。
ずっと自分の中に閉じこもって、かさぶたをかきむしって、また治ってきたら、かきむしって、というような
作業を繰り返しているような感覚があったんですけど、かさぶたは神経がないから感じない。何がポジティブで
何がネガティブなのかというのがだんだんわからなくなってきて、果たして自分の殻に閉じこもって
そういう風に自分を傷つけることを繰り返していくことが本当にネガティブなことなのかと疑問を感じるようになった。
一回光にかさぶたを晒すことで光に溶かしていけばまた一つ何かが見えてくるかなって。
世の中において一番大切なことはバランスだと思うんですけど、自分は内にこもって自分の膿を
吐き出すような作り方をするようになってから思ったのは、あんまり一点を凝視しすぎても
見えなくなることが多くて、例えばチラシの字にしても顔に近づけすぎると見えない。
それと一緒である程度の距離があって初めて全体が見える。だからバランス感覚が一番大事だということに
気づいてそれによってまた自分を客観的に見ることが出来るようになった。
バランスが崩れているとどうして自分が苦しいのかとか、どうしてそうなっているのかというのが
見えないわけですよね。痛みとか苦しいんだというのはあるけど、なんでそうなのかというのはわからない。
今は一歩引いたところから見れるようになった分、そういうことも見えてきているので、これからは
そういう作品が多くなっていくと思いますね。「飛んで散れ」もある種無責任な曲だと思う(笑)
あえてそうしているんですけど。完璧である必要はないんだって、最近はすごく思いますね。

●上杉さん企画のイベント「Ja-palooza」について教えてください。

上杉さん:元々イベントには興味があったんですけど、イベントによって色があるし、なかなか自分が
出て行って格好よく見えるような場所があんまりないなと思っていて、だったら自分で作っちゃおうかな
と思ったのがキッカケです。一回目の「ja-palooza」から一緒にやってもらってハンサム兄弟のハンヂ君は
副会長的な存在で、彼らが旅先で見かけた格好よかったバンドを教えてくれたり、5、6バンドくらいデモ
CDとか音源貰って全部聴かせてもらって選ばせてもらったり、あとは自分に直接デモテープを送ってくる
バンドもある。そういう中から出演者を選んでイベントにしています。でもやっぱりハンちゃんが対バンして
自分の目で見て格好いいと言っているバンドの方がどうしても安心出来る。ステージを見ているから
どうしてもそういうバンドが今は優先されています。今回のOXYDOLさんとかは名古屋のバンドですけど
やっぱりハンちゃんと対バンして格好よかったから出演してもらった。これからもいいバンドが映像とかで
も見つかれば、随時募集中です。(笑)

●今年で3年目の「Ja-palooza」これからの目標は?

上杉さん:どんなことがあろうと、入院しても、這ってでも、点滴打ちながらでも、松葉杖ついてでも、
毎年続けたいというくらいの感覚的なものはありますね。そして、いつか本家の「Lollapalooza」と
合体したい。そういうことが実現したら楽しいなとは思いますね。
あとはコアなイベントとしてみんなが出たいなと思ってくれるようなものに育っていってくれれば
それ以上のことはないです。

●来年デビュー15周年。次のアルバムも期待しています。

上杉さん:これまでの自分のヴォーカリストの歴史の中で一番バランスのいいアルバムになると
思う。今の自分が置かれている現状は、マイナス面もいっぱいあるけど、プラス面もいっぱいある。
プラス面の一つはいろいろな人と出来ること。そういうことをフルに発揮して今の自分だからこそ
出来ることというのを世の中に出していきたいと思っているので楽しみに待っていてくださいという
感じですかね。

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上杉昇(show wesugi)

1972年5月24日生まれ 神奈川県横須賀市出身
1991年WANDSのボーカリストとしてデビュー。約5年の間にシングル11枚、オリジナルアルバム
4枚(ベストアルバム1枚)リリースのすべての楽曲の作詞をてがける。他アーティストへ歌詞の提供するなど
作詞家としても活動。第8回ゴールドディスク大賞を受賞。1997年WANDS脱退。11月al.ni.coを結成。
1998年3月al.ni.coシングル「TOY$!」でデビュー。自ら作詞作曲をてがけシングル3枚、アルバム1枚を
リリース。ライブツアーを敢行後、al.ni.co解散。2002年ソロプロジェクトスタート。2003年主催
イベントライブ「ja-palooza」をスタート。2004年5月hide7回忌追悼ライブイベントでトリを務める
6,7月PATA(元X JAPAN)率いるバンドRa:INとジョイントライヴ。8月イベントライブ「Ja-palooza04」
主催&出演。11月 1st mini album「L.O.G」リリース。2005年8月ソロファーストシングル
「飛んで散れ」リリース、3年目となる主催イベント「ja-palooza05」を名古屋で開催予定。
来年デビュー15周年となるアニバーサリーイヤーには、待望のフルアルバムのリリース&ツアーを開催予定。


「飛んで散れ」上杉昇
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#1:飛んで散れ
作詞:上杉昇 作曲:上杉昇 編曲:PATA

#2:カナリア[RIPPED AWAY VERSION]
作詞:上杉昇 作曲:上杉昇 編曲:堀越信康


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by sinasoba4 | 2015-10-04 18:02 | 上杉昇雑誌
2004年 10月 月間アピーリング
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●上杉昇デビューアルバム「L・O・G」にはログ「LOG」<コンピュータの操作記録。
また、パソコン通信のメッセージなど記録)という意味も込められてるらしい・・。

●イメージがだいぶかわりましたね。インタビュー前に頂いた紙資料が丸坊主だし、
もしかしたら、病気にでもなられていたのかなと思って

上杉さん:みんなね。ビックリするんですよね。ある意味、病気は病気なんですけどね。(笑)
でも 別にソリを入れているわけではなくて、バリカンで髪を一番短く切れる設定なだけなので
本当はもう少し髪の毛が見えるはずなんですけど、写真を撮ったときの証明の関係で、どうしても
丸坊主に見えちゃう感じみたいですね(笑)

●11月3日発売のMINI ALBUM「L.O.G」の意味の一つに「A LEAF ON THE GROUND」
どういう意味が込められていますか?

上杉さん:僕は結構、直感型の人間なので、直感で「GROUND」という言葉をどうしても使いたくて
いろいろ考えているなか、自分が置かれている状況というのが、密集しているものからポンって外れた
ような感覚があったのでそういう風にしました。「木から落ちた葉っぱ」みたいなイメージです。

●どのようなアルバムになりましたか?

上杉さん:al.ni.co時代からのストックをまとめたので、楽曲としては作ってから時間が経過して
いるものもあるんですけど、レコーディングに入るにあたり、改めて聴いてみると、新しい側面を
感じて「これが上杉昇です」という名詞代わりにするには、うまく自分の中の色が出せたんじゃないかな
って思って気に入ってます。今回ディレクションとかボーカルディレクションとかを全部自分で
やっているので、客観的に聴かなければならなかったり、唄い終わってすぐ歌選びとかをやったり
したので、いろんな脳みそを使わなきゃいけないところがあって、大変は大変だったんですけど、
でもその分「上杉昇」というものが、より詰まったものになったんじゃないかなって


●アルバム発売後すぐに、ソロライブが11月12日の渋谷O-Eastで行われますが、
上杉さんにとってライブとは?

上杉さん:自分の中のモヤモヤとかドロドロとかを唄いながらライブ空間の空気を変えるような
パフォーマンスをする表現の場です。ただ立って唄ってというのではなくて、世界観を表現する
場所だと思っています。「ありのままの私で、ありのままの私を見てください」的な人も
いっぱいいるけど、僕はそうじゃないですね。自分は自分なんですよ。
自分の中のモヤモヤとかドロドロとか怒りとか、そういうものを表現できたらいいかな。それって
日常にあることだと思うんですけど、でも、実は日常ではそういう感じ方は出来ない。
自分の中で感じているだけで、外の世界からはなかなか入ってこないと思う。
不思議なものでそういうものを持っている人ってそういうものを観ると結構癒されたりする。
僕自身がそうなんですけどね。

●プロフィールのfavorite world「otonashiiyatsuhodo hegakusai」(笑)
これかなり深いですよね。

上杉さん:そうですね(笑)いい言葉だなって思って。ライブでも客が静かだったから
「ヘガクセエ~ヨ」って言って叫んだんですけど(笑)

●反応は?

上杉さん:唖然として・・・・・。その時は、hideさんの7回忌追悼ライブイベントでhideさんのファンが
いっぱい居る前でやったんですけど。でもhideさんもかなり過激な人だったので、みんな慣れているのか
わからないですけど(笑)

●音楽活動に対する考え方って変わりましたか?

上杉さん:al.ni.coから徐々にですけど、ありかたは、変わりましたね。ありのままの自分というか
自然体でいるのがいいんだなという時期もありました。でも、それだと音楽活動をやっていくうえで
バランスが取れなくなってくることに気が付いたんですよ。それこそ自然体ということを突き詰めて
いくと何にもしなくなるし、それこそ鼻毛出して唄っているくらいの感じになる。
そういうのはあまり格好いいとは思えないし、バランスが大事だなって思えるようになってから
変わりましたね。

●変わったと言えば、作詞は日本語で作ってからあえて英語に変えたりしていますね。

上杉さん:WANDSでデビューしてからずっと詞を書いてきていて、それなりに
自分のスタイルみたいなものが出来上がりつつあったんですけど、al.ni.coを始めたときに
全部ガラッと変えたいと思ったんですよ。でも歌詞のスタイルを変えるということにすごく
抵抗があって、それまで築いてきたものって自分の中で嘘じゃなかったから、全く別人を装う
というか表現方法が見つかるまでは英語に変えてあとは単純に洋楽が好きで聴くんですけど、
洋楽聴くようなテンションで聴ける自分のアルバムが欲しかったと両方あって。

●これからも音楽活動を続けていくと期待していいですね

上杉さん:もちろん。WANDSにも・・・脱退しといて言うのもなんなんですけど、
いいところというのはあったと思うんですよ。だからやっぱり世の中に受け入れられたんだと
思うし、僕自身も客観的に嫌いなところもあれば好きなところもあって、al.ni.coは自分の中の
アグレッシブな部分に没頭して作った曲が多いんですけど、その両方の部分を一つに出来るの
は「俺しかいないだろう!」という感じはありますね。

●その方向性は?

上杉さん:毒にも薬にもなるようなものになりたいですね。毒にも薬にもなるようなものをやって、
それを認められたい。

●最後にアピールをお願いします。

上杉さん:最近ツアーでミュージシャンの人たちに年齢を聞くと、意外に年齢が高いのに見えなくて
おったまげるんですけど、そういう方たちに比べるとまだ全然自分はひよっ子だと思うし、
まだまだ進化の途中だと感じるんですよ。なので、これからどのように「上杉昇」っていうものが
進化していくのか・・・もしかしたら退化していくのか・・・・、いずれにせよ楽しみにしていて
ください。


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「L.O.G」SOUND LIST

M1:THE FOREBODING

上杉さん:全て自分でやった曲。ドアタマのハウリングと音色は気に入ってる。
オープニング用に作った。

M2:LORELEI

上杉さん:オーソドックスで直球系の所謂”グランジロック”「リフのカッコ良さ」に拘りたかった。
ここまでストレートにこういう音ができたという事を嬉しく思う。

M3:TANGO

上杉さん:原曲(オリジナル)の良さを殺させないように、自分なりの解釈で作ってみたかった。
この曲は歌詞もカッコイイので、なるべく歌詞の意味や情景が伝わるように歌った。
*オリジナルは1981年リリース、じゃがたらの1stアルバム「南米渡来」に収録

M4:THE GROUND’S NAME IS 零

上杉さん:自分自身が拘っている世界観や、表現したかった事に、一番近い曲。
ここからあらゆる方向へ発展させる事のできる音楽だと思っている。
現段階では、まだベーシックなものだと思う。

M5:MY SWEET FUNNY EGGS

上杉さん:前半打ち込み、後半ドラム。デジタルを飲み込む血と肉・・・
という感じにしたかった。
ギターリフが自分で考えた割にかっこいいフレーズなのではないかと

M6:JELLYFISH

上杉さん:俺の考える「オルタナティヴロック」の解りやすいカタチ。
ロックという固定観念から、はみ出したロック。

M7:EPILOGUE

上杉さん:アレンジ的にも歌に全てが掛かっている曲なので、すごく丁寧に歌った。


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by sinasoba4 | 2015-10-03 16:51 | 上杉昇雑誌
2005年1月 B-PASS

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1曲目のシャウトを聴いた瞬間に泪が溢れた。6年振りに生で聴いた彼のヴォーカルは
、やっぱり魂の叫びだった・・・11月12日、渋谷O-EAST。アルバム「L・O・G」
発表以降初となるライヴは、彼の”今までを完全総括する内容だった・・・さあ、彼は
どう歩くのか聞こう

■昨日の夜や今朝もal.ni.co聴いてたんだけど・・・ポップだね、
今更だけど。

上杉さん:そうなんですよね、ポップなんですけど・・・あんまりそのポップさ
みたいなのは伝わんなかったみたいで(笑)

■al.ni.co解散してからもう6年ぐらい過ぎてるけど

上杉さん:当時は途方に暮れてたっていうか・・・
・・・しばらくは何もしたくない感じで

■その頃、一日が過ぎるまで長い?

上杉さん:ん・・・どうだろ

■例えば食事はどうしてたの?

上杉さん:ああ・・・いや、店屋物ですけど

■出前!?外へ食べにはでず?

上杉さん:わりとだから・・・ひきこもり(笑)
まあインドア派というか

■何を出前取るの?ラーメンとかソバとかカツ丼とか?

上杉さん:取りますね。ピザとか

■それは太るよ

上杉さん:そうなんですよ。だからもうピザはやめました、ははは

■その頃の一日の生活パターンは?

上杉さん:なんていうか・・・フリーダムっていうか・・・
もう、眠い時に寝て

■何して時間を過ごしてたの

上杉さん:ネットとかですかね。最初に・・・・そろそろ自分の存在をみんなに知って欲しいな
って時に一番手軽に出来るものだったから。まず自分のホームページを立ち上げて、
で一年間は毎日更新しようと思って・・毎日更新してましたけど、それ結構大変でした。

■ひきこもりじゃ書くネタないもんね。

上杉さん:でも自作自演は嫌だから、なんとかファンのメールから引き出して

■そういう意味では投げて・返ってきてっていう行為を繰り返してはいたんだ・・
繋がっている、というか

上杉さん:結構必死でしたよ、夜の11時半頃に目が覚めて”日付変わっちゃうじゃん”って
焦って書いたりとか

■フリーダムもいいけど、ちゃんと生活すりゃいいんだよ(笑)・・・その時期の、
音楽との関わりかたは?

上杉さん:音楽が好きなことに変わりはまったくなかったので、デモを作ったりは

■そういう時に詞は書いてた?

上杉さん:いや・・・歌詞からは離れていましたね。WANDSやめて、ガラッとスタイルを変えたいな
って思った時に・・・曲はいくらでも変えられるんですけど、詞はやっぱ全部自分でそれまでも
書いてきてるから、極端に変えると両方嘘臭くなっちゃうっていうのが凄いあって。その新しい自分の
詞のスタイルっていうのを自然な流れの中で出していくっていうのが、なかなか難しくて

■取り敢えず置いておこうと

上杉さん:そうですね。

■今日のインタビューの核心が実はそこなんだけど(笑)それはあとで
・・・さて、デモを作りフリーダムを満喫しながら2年後に今の事務所を作り
ソロ・プロジェクトをスタートし。

上杉さん:はい。でも俺、本当に音楽以外のことには全然頓着がなくて

■(笑)WANDSが凄い売れてた時も、普段の姿は全然変わらなかったもんね。
・・・着てるものも持ち物も

上杉さん:ははは

■焦る気持ちも、なかったの?

上杉さん:焦りはありました。なんか四面楚歌な感じもしてたし
もう一回シーンに復帰するには何をどうしたらいいのかってことから
自分で考えていかなきゃいけなかったんで

■その頃の上杉君を支えてくれてたのは・・・やっぱりファンなのかな?

上杉さん:そうです。ファンしかないです。
あとはもう自分が誰よりも音楽が好きでっていう・・・気持ちの部分で負けてねぇぞっていう意識
・・・このままでは終われないなって思ってましたけど

■で、’02年からライヴ活動始め・・・
・・・長いこと時間をかけて録ったアルバム「L・O・G」もついに出て

上杉さん:はい

■聴いて思ったのは、相変わらず歌がスゲエなってこと。それから色々と交流を深め
関係を培ってきたスゴ腕ミュージシャンの方々が出す音ももの凄いなってこと
でもまあal.ni.coの時と、やりたいことは変わってないけどね~みたいな

上杉さん:そうそうそう(笑)

■でも・・・どうやらこのアルバムは、今までの上杉君の6年間をファンに「俺はこうだったんだ」
って伝える為、の作品でしかない、とも感じたんだ。

上杉さん:そうですよ。そういうニュアンスは非常に大きいですね

■”過去の状況からさらけだし”的な。これからの為の”芽”みたいな・・・
・・・特に英詞を読んで、思ったんだよね。”現在形の上杉昇が発する日本語メッセージ”
は次の作品からだろうな、と

上杉さん:いや、そういう感じはありますね。最近・・・自分でJa-paloozaっていうイベント
やりだして、ハンサム兄弟っていうバンドの判治大介って男がいるんですけど、そいつ歌を
聴いてて・・・非常に自分の中の作詞家魂が刺激された部分があって。日本語で歌いたいなって
いう気持ちも、また大きくなってきてますね。早く次のアルバムをレコーディングしたいんですけど

■今回のアルバム「L・O・G」での歌詞は”今まで、俺はこうだった?”ってことを記した
モノばかりだから、それをそのまま日本語で伝えるのは、少し恥ずかしかったのかな?とも
思って。

上杉さん:ん・・・そういう部分もありますけど、・・・新しい僕の歌詞の
スタイルが、なかなか見えてこなかったからっていうのが一番大きいですね

■行け、作詞家魂!(笑)

上杉さん:そうですね。日本の・・・邦楽が嫌いだったら、多分続けてないと思うんですよ。
もちろん洋楽も好きなんですけど・・・自分が邦楽アーティストである限りは、日本語も
意識しなきゃとは前々から思ってはいたんですけど。
なかなかその・・・WANDSをやめたあとal.ni.coがすぐだったっていうこともあるし
なかなか自然な変化のさせ方が難しかったんですよ。もちろんWANDSもal.ni.coも自分が
やってきたものだし、その二つを一つでできるのは、たぶん上杉っていう歌うたいしか
いないんじゃないかなと思ってるし

■歌うたいであり、作詞者であり

上杉さん:ええ。それを一つにしようとは思ってますけどね(笑)

■今後歌うテーマについてはどう?

上杉さん:テーマは昔から変わってないんですけど・・・蓄積したものも
ありますね。

■内省的ではなくて外に向かってて、そして泣ける!みたいな詞も・・・ぜひ

上杉さん:はい。まあ、基本的に、あんまり他人のことをとやかく言うのが
好きじゃない性格なので、俺は自分のことだけ歌ってればいいやって最近まで
思ってたんですけど・・・あまりにもね、ロックミュージシャンやヒップホップ
の連中もそうですけど、”外の世界のことに関心あるのかな、こいつら”って
人しか俺は知らなくて。だから・・・・逆に”俺はこう思う”って、外のことも
歌おうって思ってますけどね

■歌っていうのは凄く個人的なモノで
・・・・WANDSの時の「Secret Night」みたいに”自分と、もう一人のことだけ”書くのでも
「L・O・G」とは違うものになると思うんだけど・・・やっぱり極端なのかね?
上杉君は。

上杉さん:あ、そういうとこはありますね。

■おいおい(笑)・・・さてこれから更なる広がりへ向けて脱出する為の過程は、
どんなイメージで歩く?

上杉さん:上杉は孤高だ孤高だとか、みんなに言われながらやってきたんですけど、
これからはイベントもそうだし、地元の後輩のバンドの・・・慕って来てくれる奴らの
チカラになれたらなと。それと自分も、プロとしてやってる以上は・・・趣味で
やってるわけではないので、自分の中で整理しながらやっていく自信はあります。
人生の中で・・・音楽のことしか考えてないですもん、俺


*このころの上杉さん、毎日HPのメッセージの更新してました。
毎日って本当に大変だったろうなあと思います。

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by sinasoba4 | 2015-08-24 13:59 | 上杉昇雑誌