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上杉昇さんUnofficialブログ ~Fragmento del alma~ 

wesugisan.exblog.jp

上杉昇さんの歌声をもっと沢山の人に聴いてもらいたいのと、過去、現在を含め、HP主流の時代は、充実したHPがありましたが、ブログはないなと感じたので、自分で作ってしまえ~という想いで作りました。何かを感じて、上杉さんの音楽を聴いてみたいと思ってくれたら、本望です。

カナリア

1999年1月21日 al.ni.co「カナリア」リリース

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#1:カナリア
作詞:上杉 昇 作曲:上杉 昇 編曲:柴崎 浩

#2:Prayer
作詞:上杉 昇 作曲:柴崎 浩 編曲:柴崎 浩

#3:あした
作詞:上杉 昇 作曲:上杉 昇


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al.ni.coのサードシングル「カナリア」が完成した。この作品でal.ni.coの
方向性と評価は決定付けられるだろう。
「詞と曲が同時にできたんですよ。3作目はこれしかないと思った。」
と上杉昇は語る。
第一作「TOY$!」から第二作「晴れた終わり」までは、実に8ヶ月のインターバルがあった。
その間、デビューを果たしたal.ni.coは自分たちの存在意義について充分思いをめぐらせた。
そして、「晴れた終わり」を作り、リリースすることで「癒されたところがある」と上杉は語ったいた。
だから、「カナリア」のレコーディングは前回に比べてすんなりと入った。
詞と曲が同時にできること、それはソングライターにとって最も幸福な形のひとつである。
メロディーは言葉によって広がりを持ち、言葉はメロディーによって説得力を持つ。両方が同時に
生まれるのは、上杉の歌う気持ちがある意味で固まっているからだ。「第3作は「晴れた終わり」の
続編にしようかと思っていたんだけど、できてみたらそこに至る過程の歌になっていた」(上杉)
不思議なものだ。だがそこには真実がある。貯めていたものをすごい勢いで吐き出した「TOY$!」
の後の反動は予想を越えていた。それを客観視できるようになるのに、これだけ時間がかかったということだ。
上杉は”過程”と語っているが、「カナリア」の詞には上杉の重要な決意が込められているようだ。
歌をうたうために生きてきた人間がそこに描かれ、それは紛れもなく彼自身のことのように聴こえてくる。
「カナリア」は名曲のたたずまいを持って生まれた。が、デモテープを受け取った柴崎浩は、まず、
生理的な抵抗感を覚えたという。「俺と上杉とでは、自分の癒し方がちょっと違うのかなと。
でも上杉はどうしてもこれをやりたいっていうビジョンを持っていて。
それだったらこうしようって俺は思って」
柴崎はある意味で上杉に挑むようにサウンドを作っていたのかもしれない。
今、完成した「カナリア」を聴くと、あちこちで火花を散らすヴォーカルとギターが聴こえてくる
その闘いぶりは見事だし、ふたつは互いに拒否しようとしているのではなく、確実に融合しようとしている。
それにしても、柴崎のギターは類を見ないほどのクオリティーを保ちながら暴れている。
「前2作は、今までの俺とは別人のようなギターだって言われたりしたんだけど、今回は
もう一度自分の中に当たり前にあるスタイルっていうものを改めてやったら、
過去とは違うものができるかなって」(柴崎)
柴崎の気合の入ったギターワークとサウンド作りをがっちりと受け止めて、「カナリア」
のヴォーカルトラックは凄いの一言。叫び、響き、伸び、割れ
、荒れ狂い、優しい。おそらく今の日本のミュージックシーンの中で最高水準のヴォーカルだろう。
ここまでテンションの高い作品は、希だ。だからおそらくal.ni.coの方向性と評価が決まると直感したのだ。
第一弾「TOY$!」は怒りだった。第二弾「晴れた終わり」は、永遠だった。
そして、この第三弾マキシシングル「カナリア」は心だ。何もない場所から「TOY$!」は生まれ
「晴れた終わり」で闇にさまよい「カナリア」で強烈な光を見出したと言ってもいい。
カップリングはヴォーカルとギターのみで世界を作り上げた曲と、さらにもう1曲は上杉と柴崎の
ふたりだけのストリートライヴ一発録り。最強のコンビネーションが誕生した。1999年のロックシーン
はal.ni.coの「カナリア」で幕を開ける




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by sinasoba4 | 2015-10-01 06:00 | al.ni.co