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上杉昇さんUnofficialブログ ~Fragmento del alma~ 

wesugisan.exblog.jp

上杉昇さんの歌声をもっと沢山の人に聴いてもらいたい。そんな想いを伝えたくてブログを始めました。あまり目立ったり、FAN仲間を作る目的ではなく、自分がいいと思う上杉さんの楽曲を沢山の人に聴いてもらいたい、知ってもらいたい。純粋によい音楽を聴いてもらいたいという思いだけですので、何かを感じて、上杉さんの音楽を聴いてみたいと思って頂けたら、本望です。

歌を重視してるし、パワーはあるし、1作目としては満足してますね

1992年5月頃


歌を重視してるし、パワーはあるし、1作目としては満足してますね_d0335541_19595054.jpg
●このメンバーになってから、まだそんなに時間が経ってないんですけど、音が固まるのは早かったですか?

大島さん:最初に俺らはこういうふうにやっていこうっていうのを決めずにスタートしたんですよ。
みんなが聴いてた音楽もバラバラだから、そのバラバラなものをぎゅっと寄せ集めた時に何が生まれるんだろう、
みたいな。それがおもしろくて始めたようなもんだから、で、音を作りだしたのが去年の9月ぐらいなんです。
最初はハードロックみたなのをやったりとか(笑)いろいろやったんだけど、ちょっとずつ採り入れてやってきたから、
そんなに時間がかかったように感じないんだけど

上杉さん:最初に出会った頃は僕がどういうヴォーカリストなのかとか、僕のスタイルの持ち味とかが
そんなにはわからないじゃないですか。だから、大島が楽曲作る時に悩んでいたみたいなんですけれど、
でも、一生懸命理解してくれようとして、今ではほとんど理解してくれてるんでやりやすいです。
サウンド面はほとんど彼に安心して任せてるんですけど。

柴崎さん:それぞれみんな好きなものがバラバラでも接点はいっぱいあると思うんですよ。
僕もブラコンは好きだし、ハードロックもみんな好きだし。そういうところを探りながらやるのが
面白いと思ってるんですよ。
WANDSでは、最初はうまく融合してなくて、これはいわゆるハードロックだなとか、これはブラコンだなとか
そういうパターンが多かったんですけど

大島さん:本当に融合されだしたのは去年の末から今年に入ってぐらいで。だから、これからはもっと
面白い融合が始まるような気がして、勝手にワクワクしてるんですけど(笑)

●曲を書くときに気を付けてたのってどういうところですか?

大島さん:やっぱりブラコンっていうか、ブルース感みたいなのが頭の中にあるから、普通の日本っぽいメロディとか
を書いてなかったんですよ。で、上杉が太い声をしてて直接的だから、それにはグニャグニャしたメロディだと
あんまり良さが出ないから、歌いやすいようなメロディを作ったんですよ。そうするとすごくいい詞とかを
乗せてくれて、かっこいいじゃないって。特にブラコンって意識してるわけじゃないんですけどね。
ベーシックはそういうリズム隊になってますけど。

●詞は曲ができるとすぐに作って乗せていったって感じですか?

上杉さん:そうですね、曲を聴いてすぐ歌詞を書くんですけど、大島の書く曲は初めて聴いた段階で
”絵”が浮かぶっていうか。けっこう早く書けたものが多いですね。

大島さん:デモテープ作ってメロディをシンセで入れておくじゃないですか、そうしたら、だいたい
その日のうちに作っちゃうとか、翌日持ってきてできてるとか、そのぐらい早いですね。

●刹那的な詞が多いですよね?

上杉さん:根が暗いんですよ(笑)明るい詞が書ける人ってすごいと思いますよ。
ただでさえ、ミュージシャンってスタジオの中にこもりっぱなしじゃないですか。
そうすると人と接する時間とか少ないせいもあって(笑)うちにこもりがちになっちゃうっていうか


●詞の中の恋愛観って現実にそくしてるんですか?

上杉さん:本当にあったこともあります、中には(笑)「ふりむいて抱きしめて」もふられた腹いせに
書いた詞で

●そういうのが原動力になることもありますからね(笑)

上杉さん:そうですね(笑)

柴崎さん:フラストレーションがたまってたから早かったんじゃないかっていう(笑)
それは僕らの制作状況にはぴったり当てはまるし(笑)レコーディングが、あんまり時間が取れなかった
んですよ。去年からやってたデモについてはわりと自然にいったんだけど、新しい曲はスタジオに
行ってああだこうだ言いながらやったっていう感じで「Good Sensation」っていう曲は、
スタジオのロビーとかで曲作りをやりながらオケを考えるとか(笑)打ち込みをやりながら
小さなギターアンプを持ってきてこういうリフを入れようって考えたり。

大島さん:あの曲に関してはすごかったよね。曲ができなくて、サビだけあって。そのサビも移動中の
車の中で考えたやつで。これをやろうっていきなり言い出して。それもファンクメタルふうにしようって(笑)
それでスタジオに入って作ったメロディやリフに、じゃあこれに詞をつけてよって、その場で書いてもらった
詞を乗せて、それがまた好評なんですよ(笑)

●それはそれでまた勢いのあるものになったわけだし?

大島さん:ええ、ガっと勢いでやった方がノリが出る曲はもう勢いでやっちゃうっていうか、本当にバンド的に
作ったほうがいいんじゃないかなと。で、打ち込みでけっこうブラコンっぽいものにしようかなと思ったら
リズム・コンビネーションとか計算しちゃったりしますけど。

●このアルバムを作り終えてみての手応えというと?

大島さん:レコーディングというものをやったのが僕ら初めてなんで、みんないろいろわかんないこととか
あったんですけど、それを勉強しつつ、みんな成長したんじゃないかなと思うんですけど、音楽的にも
いいものができたと思ってますし。歌を重視してあるし、パワーもあるし、1作目としては満足してますね。

柴崎さん:僕らの年齢としては大変満足した作品の高いものができたと思いましたけど。やってる時は
時間がなかったりした部分もあるんですけど、時間を置いて聴いてみるといいものができたかなと
思います。

上杉さん:歌詞はけっこうリアルなものを書いたんで、それを歌う時にどう表現しようか、どう聴かせるかって
いうところで気を使いましたけど、慌ただしく終わっちゃった部分がありましたが、好きなものができたなって
いう実感はありますね。


by sinasoba4 | 2015-10-23 05:18 | WANDS雑誌

by 支那そば