1994年11月26日 KISS FM フィーチャーパラダイス WANDS
1994年11月26日 KISS FM フィーチャーパラダイス
ゲスト出演 上杉昇
DJ:こんにちは。フューチャーパラダイスの時間です。サウンドクルーのホトケこと
永井隆です。今週は、11月の最終週という事で、豪華なゲストをお迎えしました。
WANDSの上杉昇さんです。こんにちは。
上杉さん:どうも、こんにちは。
DJ:よろしく。
上杉さん:よろしくお願いします。
DJ:えっと、僕は、色々CDを聞かせてもらってるんですが、今日は、色々バンドを作った頃の
話とか、最初に好きになった音楽の話とか、え~~っと、上杉君が持ってきてくれたCDも
あるんで、それを聞きながら話をしたいと思います。もうめちゃくちゃヒットした曲で、
これを耳にせんかった人は、いないのではないかと思うくらいの大ヒットです。「世界が
終わるまでは・・・」
♪世界が終わるまでは・・♪
DJ:え~~今、聞いてもらったのは、WANDSで「世界が終わるまでは・・」でした。
今日のゲストです。もう1回紹介します。WANDSの上杉くんです。
上杉さん:どうもよろしくお願いします。
DJ:僕なんか、もう20年くらい年が違うんで、何を最初に話そうかと思うんですが、
一番最初に好きになった音楽というか、僕なんか、ビートルズだったんだけど、
中学の1年くらいかな?何を、中学の時は・・・
上杉さん:最初はですね、学校で友達が聞いていた、僕らの世代って言うのは、
LAメタル全盛の頃だったんですけど、とにかくハードロック、ロックキッズで、本当に
メタリカから、ハノイロックスまで、なんでも聞く感じでしたけどね。
DJ:俺なんか、LAメタルと言われただけで、良く分からない(笑)
上杉さん:あははは(笑)
DJ:そういうのを聞きながら、バンドはやってたの?
上杉さん:そうですね。趣味でやってたんですけども、どうも進路に悩んでる時期で
考えてる時に、ある日ガンズ&ローゼスのプロモーションビデオを見せられて、
それでもう、なんていうのかなあ、今までもずっと歌は好きでやってたんですけど、
それが結局、なんていうのかなあ、本当にやろうって引き金になったというか・・
DJ:上杉くんの世代の人は多いよね。ガンズに影響受けたって人は。どこがそんなに
凄い?あのバンドの・・
上杉さん:やっぱりなんかこう、ボーカルのアクセルローズの存在感って言うのが、
当時から、ただ者じゃないなって感じがありましたね。
DJ:じゃあ、あんまりブラックミュージックとかソウルとか、リズムアンドブルースには
興味がなかったの?
上杉さん:興味がないというか、たまたま、それを聞く機会がなかったというだけで、
ただ、そのなんだろうなあ、凄い自分が精神的に滅入ってる時期があったんですけど・・
DJ:それ、高校生ぐらい?
上杉さん:そうですね。その時に、たまたま友達んちで、ジャニスジョップリンを
聴いて、なんか凄く落ち着いたんですよね。そっからジャニスジョップリンは、全部
持って聴いてるんですけど・・・
DJ:じゃあ、上杉くんが持ってきてくれた曲を聴きましょうか?
最初の頃に影響を受けたという、ガンズ&ローゼスで、「ペイシャンス」
♪ペイシャンス♪
DJ:結構、おとなしめの曲だね?
上杉さん:はい
DJ:ガンズにしては意外でした。
上杉さん:そうなんですよ。
DJ:この辺の箏は、僕もあんまり知らないんで、レクチャーして頂きたいんですが、これは、
何枚目ぐらいのアルバムなの?
上杉さん:これは、2枚目ぐらいだと思いますね。
DJ:ほんと。
上杉さん:僕がそのビデオクリップを見て、衝撃を受けたというのは、またこの曲
違うんですけど、この曲は、凄い昔から、アマチュアの頃から良く歌っていた曲で
DJ:上杉君の詞を読んでいると、なんとなく、自分が周りに誤解されていないというような
感じの曲が多いような気がするんだけど、
上杉さん:そうですか?(笑)
DJ:高校くらいの時ってあるよね。自分の思ってる事とやってる事が一致しないって事。
上杉さん:ジレンマみたいな・・・
DJ:上杉君の詞を見て、そういう事感じた。高校生ぐらいの時の箏、思い出した。
上杉さん:そうですか。
DJ:こういう感じあったなって・・・
上杉さん:なかなか、ポジティブな考え方できなくて・・・(笑)
DJ:あんまり明るいというのも、俺は好きじゃないけど・・・
上杉さん:(笑)
DJ:曲はどういう時にできるの?歌詞とか・・・
上杉さん:歌詞とかですか?
DJ:悶々と書くの?
上杉さん:悶々とですね。自分を追いつめるだけ、追いつめたれみたいな・・・
DJ:もう一つ上杉君が持ってきた曲で、これはバンドの名前だけ知っていたんだけど、
どういうバンドなんですか?
上杉さん:僕も詳しい事は知らないんですけど、FMで流れてて(笑)いいなと思って
買ったら、なんか気づいたら、アクセルローズと一緒に歌ってて、ああ・・繋がりがある
んだなって思って・・・
♪タイム♪
DJ:来年は、ツアーもやるらしいんですが、ライブはどうですか?
上杉さん:ライブですか?ライヴは・・・そうですね・・・まあ、いつもそうなんですけど
今回はこういうテーマの元にこういうものをやろうとかいうショー的なものじゃなくて、
やっぱり、ステージの上で自分という人間をどこまで表現できるかというか・・・
そういう本当にピュアな部分で、勝負できたらなって・・
そういう意味では、本当に、ライブ感のあるものっていうのをやっていきたかったんです
けどね。
DJ:今まで、大きな所ではやっているんだよね?東京とか・・
上杉さん:そうですね。
DJ:東京だけ?
上杉さん:東京だけですね。
DJ:ライヴは楽しいよ。音楽やってて、ライヴやらないって言うのはね。
上杉さん:そうですね。僕もたまたま「ON AIR」でホトケさんのライブを見させて
頂いたんですけど、本当に・・・なんて言うか・・・こうブルースシンガーってジャンルの
人の中に、こういう鋭い、突き刺さってくるような歌を歌う人がいるんだなっていう・・・
本当にお世辞とかじゃなくって、本当になんか衝撃的だったんですけど・・・
DJ:本当に(笑)
上杉さん:ええ。
DJ:さっき言ってたじゃない?声でレコード選んだりするって。
上杉さん:そうなんですよ。なんか、どうしても偏りがちだったりするんですけど。
DJ:声は凄い大事だよね。どんなに上手いとかって周りに勧められても、この声が
って言うのあるよね。
上杉さん:そうなんですよ。声が嫌だともう全部・・・
DJ:俺の友達で、女性ボーカリストが嫌いだという人がいて・・・・
上杉さん:ああ、よくいるかもしれない。
DJ:そいつは、女の人が高い声だすのが、ヒステリックに聴こえて聴いていられない
って言うんだけど
上杉さん:(笑)
DJ:ライヴの方は、僕も機会があれば、見させて頂きます。
上杉さん:あ~~~そうですか(笑)頑張ります。
DJ:ニューアルバムのレコーディング中という事で、今回はどないなものを?
上杉さん:今回は、やってる最中なので、具体的にこういうものとは言えないんですけど、
今までは、シンガーとして、自分の歌を追求してたってのが大きかったんですけど、
これからは、本当に自分のルーツ的なものも含めて、サウンド面においても、もっと
もっと、自分の可能性を追求しいていきたいなっていう感じですかね。だから、今ままでの
WANDSのアルバムの中では、僕自身のルーツに近いものになるんじゃないかなって感じ
ですかね。
DJ:そりゃ、まあ、楽しみ
上杉さん:はい。
DJ:今日は、どうもありがとうございました。
上杉さん:ありがとうございました。
DJ:レコーディングとツアー。頑張って下さい。
上杉さん:あ、ありがとうございます。
radioで、上杉さんが紹介していた、ガンズ&ローゼスの「PATIENCE」
は、上杉さんのソロのカバーアルバムでカバーされています。
↓
http://mora.jp/package/43000011/4538182027028/
https://itunes.apple.com/jp/album/spoils/id293803759