「Foolish OK」WANDS
「Foolish OK」
WANDS
1995年4月24日リリース「PIECE OF MY SOUL」
「Foolish OK」
作詞:上杉昇 作曲:柴崎浩 編曲:葉山たけし
このアルバム全体に感じる事ですが、上杉さんの比喩表現というのは本当に凄いなあ~と感じられる曲で、
♪ジャングルジムの中もこの街も似てるけど~~♪ ♪最上階の柵を越えて~~♪など、なんとなく、情景が浮かんできたり
この事を表現してるのかなと思い浮かぶ単語がでてくるのではないかな~と・・直接的な言葉が使われていない所が凄いなあと
思います。
こういう比喩表現は、才能でしかないのかなあと思うし、決して明るい歌詞、曲ではないのですが・・・
絶望的という事ではなく、小さい光というか出口があるようなそんな感じがするのですが・・・
そんな、歌詞に上杉さんの歌声が相まって、自分が同じような心境の時に聴くと、癒されたりします。
人は、落ち込んでいる時など、気持ちが暗くなってる時は、明るい曲を聴くよりも暗い曲を聴く方が
癒されるのだそうです。
自分はサラリーマンで、組織の中にいるので、理不尽を感じる事も多かったりするのですが・・・
そんな時によく聴いて、救われた1曲です。
上杉さんは、このアルバムをリリースする前に「次のアルバムではよりリアルに表現したい」とLIVEでおっしゃっていたそうなので、
誰でもが歌える曲ではなく、上杉さんしか歌えない曲やできない歌詞を書きたかったのかもしれない・・
などこの曲の歌詞を読んでいても
そう思ったりするのですが。今は、自分のやりたい音楽が自由にやれてるという事をおっしゃってたので、楽曲作りに集中できる環境なのかなあ~~と
思ったりしてます。
なので、FANとしては、歩み寄って、
見守る事ができたらなあ~~と思います。
前に上杉さんのカバーの曲「世情」という中島みゆきさんの曲を紹介させて頂いたのですが・・・
ここ最近、上杉さんは、中島みゆきさんの曲を聴かれていましたが・・・
この方の歌詞も決して明るい歌詞ではないのですが・・・上杉さん曰く”教訓”とおっしゃってましたが・・
みゆきさんの曲は、みなさんが知ってる曲だけでは
ない曲も教訓となりえる曲が多いなあ~~
と思うのですが・・・
この方も比喩表現が凄い方だなあ~~と思うのですが・・・上杉さんもあまり歌詞についての説明はされない方だと思うので、解釈は聴き手に
委ねてくれてるのかなぁと
勝手に思ってますが(笑)
中島みゆきさんもあまり
語られないそうで、聴き手に
委ねてくれているような感じの
アーティストなのかなぁ〜と。
そんなみゆきさんの曲で
「愛よりも」という曲があるんですが・・・
”愛よりも夢よりも 人恋しさに誘われて”という歌詞があるのですが・・・
愛や夢も超えるぐらいの人恋しさは、
どんな感じなのだろう?
上杉さんの歌詞にあるような大都会に
僕はもう一人で 投げ捨てられた 空き缶のようなそんな心境なのかなあなどと・・・色々と
考えてしまいました。